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ASP感染管理のQ&A | ASP Japan合同会社

入浴時における膀胱留置カテーテルの採尿バッグの取り扱い

尿道留置カテーテル患者の入浴時、蓄尿バッグが濡れることは厳禁なのでしょうか?入浴後にバッグ拭くようにしていましたが、蓄尿バックにあるフィルターが外部から濡れることで、そこから感染を起こす可能性が高くなるのか心配です。

 

膀胱留置カテーテルの採尿バッグには通常「エアフィルター」、「通気フィルター」などと呼ばれるフィルターがついています。フィルターの主な機能は、採尿バッグの中の圧を調節して、採尿バッグ内への尿の流出を良好に保つことにあります。尿が入ったまま採尿バッグを寝かせたり、採尿バッグを水でぬらすと、フィルターが濡れてしまいます。フィルターが濡れることで実際に尿路感染が増えたという報告は調べる限りありませんでしたが、フィルターが機能を失うと、採尿バッグ内への尿の流出が阻害され、尿路感染のリスクが生じる可能性はあるでしょう。

このため、入浴前には採尿バッグ内の尿を廃棄することや、入浴中はバッグを浴槽にいれず、濡れないようビニール袋などで保護することが必要と考えられます。

この質問に回答いただいたのは・・・

坂本史衣先生

学校法人 聖路加国際大学 聖路加国際病院 QIセンター

1991年聖路加看護大学卒業、聖路加国際病院公衆衛生看護部を経て、1997年米国コロンビア大学公衆衛生大学院卒業。聖路加国際病院看護部勤務の後、日本看護協会看護研修学校 感染管理認定看護師教育課程専任教員。2002年より現職。米国感染管理疫学資格認定機構 (CBIC)による感染制御認定資格(CIC)取得。日本環境感染学会理事、日本医療機能評価機構患者安全推進協議会感染管理部会副部会長。

学校法人 聖路加国際大学 聖路加国際病院 QIセンター 坂本史衣先生